フリーランスに転身する女性は増えている?

働き方の多様性が進む現代社会において、「女性がフリーランスで働く」という実例は珍しくなくなりました。しかし今働いている会社を辞めてフリーランス転向する、という選択にあたっては、メリット、デメリット、双方を本当に正しく理解しているのかが重要になります。

女性がフリーランスで働く大きなメリットは、「妊娠・出産といった人生のステージ、毎月訪れる生理、季節性の体調不良など、自身の体調・環境に合わせて無理のない仕事ができる」ことです。妊娠中や子育て期間でも、無理のない範囲で仕事が続けられるので、企業勤務での「キャリア断念」といったこともありません。後々職場に復帰する際にも、フリーランスでの活動実績があればキャリアに考慮される可能性が高くなります。特に勤退の人混み、オフィスでの環境に問題があって体調が崩しがちだった人にとっては、自宅だけで仕事ができる環境は体調や心身の安定化に直結します。

対して女性に限らず、フリーランスで働くデメリットは「自身のキャパシティを見誤って、自己管理がおろそかになってしまうこと」「報酬・契約に不誠実な依頼を受ける可能性がある」ことです。契約書を交わさない口約束で業務が始まり、納品しても報酬が貰えない、あるいは無数に修正を繰り返されることもあります。

こうした契約上の知識は、一度会社に勤めていた経験があれば「おかしさ」に気づきやすいものであったり、あるいはフリーランスの失敗事例などでも勉強出来ます。フリーランスで働くことを選ぶ上では、こうした事例の理解も大切です。